空手道の足跡をたどって

沖縄正統空手道

遠山寛賢大師範は、大正13年(1924年)から台湾に渡り、台北州三峡公学校(現:新北市三峡区三峡国民小学)に3年間駐在していた機会を利用して台中の林献堂氏について南拳北胎の支那拳法を研究し昭和6年3月昭和6年(1931年)3月台湾より上京、沖縄正統空手道総本部修道館を創立したとされています。

この度私は、台湾に訪れた機会に林献堂(リン ケイドウ)(1881年-1956年)ゆかりの場所「霧峰林家花園 林献堂博物館」に訪れることができました。

林献堂氏は、偉大な有力実業家の一人で、民族運動指導者でもありました。林賢堂博物館には、林五峰家の関連文書や歴史資料、古文書、林賢堂氏の本物の日記、書道の宝物、写本、絵葉書、日用品、林五峰家が使用していた家具や書道具が展示されておりました。

残念ながら、遠山寛賢大師範に関連する資料は見つかりませんでしたが、空手道の研究に影響を受けた人物の歴史に少しだけ触れることができたと感じました。